13:47 23-01-2026
シボレーコルベットZR1Xの特別仕様プログラムとその戦略
シボレーはコルベット戦略を拡大し、最上級モデルのZR1Xはブランド最強の市販車であるだけでなく、初めての特別カスタマイズプログラムを開始するモデルとなった。この動きにより、コルベットはフルサイクルのカスタマイズでスーパーカーの領域に位置づけられる。
シボレー、特別仕様セグメントに参入
転機となったのは、夏に発表されたクエイル・シルバー限定版だ。極少数生産で、数十年ぶりにマット仕上げを採用した初のコルベットとなった。シボレーのグローバルデザイン責任者、フィル・ザックによれば、カスタムバージョンへの需要は予想を上回り、包括的な特別仕様プログラムが必要だと示唆された。
ZR1Xの価格は約20万ドル。この価格帯では、購入者は限定性、ナンバリング、希少素材、独自の仕上げを期待する。シボレーはオプションの幅を広げ、ZR1Xを「一点物」にできる車へと変えようとしている。
独自のコルベットプログラムはすでに始動
この新戦略の最初の試みは、1月24日に行われるバレット・ジャクソンオークションだ。ここでは、ZR1Xスターズ&スチール限定版が1台のみ販売される。このシリーズはアメリカ合衆国建国250周年を記念するものだが、ZR1Xはベースラインナップの250台ではなく、厳密に「一点物」となる。
さらに、購入者はボウリンググリーン工場で自らエンジンを組み立てる機会を提供される。パーソナライズされたプレートと生産施設へのアクセスが付帯する。シボレーは、カスタムパワートレイン要素を含む他の限定特典もほのめかしている。
コルベットZR1Xがフェラーリやベントレーを目指す理由
フェラーリのテーラーメイド、ランボルギーニのアドペルソナム、ベントレーのマリナーといった特別仕様プログラムは、長らく高い利益率の源となってきた。シボレーもこの道を歩んでいる。高額を支払うクライアントは、単なるスーパーカーではなく、独自の物語を持つ唯一無二のアイテムを求めるからだ。
技術的には、ZR1Xはこのようなポジショニングに十分対応できる。1,064馬力、828Nmのトルクを誇るアメリカン・ハイパーカーとして、コレクターの心を掴む。実際、「1号車」や「一点物」モデルを注文できる能力は、新たな価値の次元を生み出す。