19:13 10-02-2026
奇瑞のスペイン工場生産開始が2026年に延期、欧州市場戦略に影響
中国自動車メーカーの奇瑞(Chery)は、欧州初の工場での生産開始を再び延期した。ロイター通信に語った同社幹部によると、スペインでの組立は計画通り進めているが、実際の稼働開始は2026年にずれ込む見込みだ。
奇瑞は当初、2024年にスペインでの生産を開始する目標を掲げていたが、その後2025年第四四半期に延期していた。今回のさらなる延期は、EU市場の状況変化に起因する。具体的には、中国製電気自動車に対する輸入関税から最低価格制度への移行など、同社の財務予測や投資戦略に影響を与える動きが背景にある。
生産拠点はバルセロナ近郊の旧日産工場に位置し、奇瑞とスペインブランドのエブロ(Ebro)による合弁事業として開発中だ。エブロブランドの車両はすでに同工場で生産されており、奇瑞モデルは段階的に導入される予定である。
スペイン生産の第一弾となるのはクロスオーバーのオモデル5で、その後ジャクー7が続く見込みだ。ラインナップには電気自動車と内燃機関車両の両方が含まれる。これは、2026年に予想される欧州新車市場への慎重なアプローチを反映している。
奇瑞はまた、スペイン工場をラテンアメリカ諸国への輸出拠点として位置づけている。同地域の物流や貿易上の利点を活かす狙いだ。