15:58 21-02-2026

ルノー、スペインでコンパクト電気自動車生産を公式確認

ルノーは、スペインでのコンパクト電気自動車の生産を「論理的で可能性が高い」と公式に確認した。CEOのフランソワ・プロヴォストは、オーストラル、エスパス、ラファールを既に生産しているパレンシア工場が、グループのC・Dセグメントにおける重要拠点であると述べた。欧州の規制、特にEUの2030年計画により、EVへの移行は不可避だという。決定はまだ署名されていないが、労働協約の交渉終了後に予定されている。

ハンデルスブラットが公開したデータによると、パレンシア工場は次世代モデル2車種の生産を受ける可能性がある。全長約4.5メートルのコンパクト電気クロスオーバー「スセニック」と、4.7メートルのクーペクロスオーバー「ラファール」だ。年間生産能力は約18万4000台と推定され、そのうち約13万台はスセニックになると見込まれる。将来的には7人乗りスセニックの追加も排除されておらず、オーストラルの名称が復活する可能性もある。

両新EVは第2世代のAmpR Mediumアーキテクチャに移行する。このプラットフォームにより、ルノーは生産コストを約40%削減し、EVの価格をガソリン車と同等にできる。重要な技術として、800ボルトの電気システムと急速充電(15~80%が約15分)を採用し、プレミアム競合車と同等の性能を実現する。

並行して、ルノーはスセニックのラインナップを拡張する準備を進めている。プロジェクト名は「スーパーハイブリッド」で、EREV(延長航続距離車)バージョンを投入する。この車両には、ルノーと吉利の合弁会社であるHorse Powertrainが開発した1.5リッター直列4気筒エンジン発電機を搭載。内燃機関、発電機、インバーターが単一モジュールに統合されている。

現行のラファールとエスパスは、オーストラルのフェイスリフトとAmpR Mediumへの移行後に生産終了が見込まれる。これにより、パレンシア工場はルノーの欧州電動化戦略の重要拠点の一つとなり、スペインで既にBEV生産を現地化している他メーカーに加わることになる。