18:00 02-03-2026
EUのバッテリー生産コスト差、現地生産拡大で2030年に大幅縮小見込み
運輸・環境団体T&Eの報告書によると、欧州連合(EU)は現地生産能力の拡大を加速することで、欧州と中国のバッテリー生産コスト差を大幅に縮小できる見込みだ。
アナリストは、現在90%ある価格差が2030年までに約30%に低下する可能性があると試算している。金額に換算すると、支援策がなければ41ドル/kWhになる可能性があるギャップが14ドル/kWhに縮小することを意味する。平均的な電気自動車の場合、価格差は約500ユーロに相当する。
コスト削減は、生産効率の向上、自動化、不良率の低減、蓄積された技術的知見によって実現可能だ。ただし、この効果を達成するには、現地調達要件と「メイド・イン・ヨーロッパ」イニシアチブの支援が不可欠である。
欧州委員会は、バッテリーや電気自動車を含む戦略分野で公的資金を使用する際に欧州製品を優先する「産業アクセラレーター法」を準備中だ。
T&Eの見解では、国内バッテリー産業の育成は単なる価格問題ではなく、中国からの輸出制限リスクを背景にした産業主権の問題でもある。