16:40 09-03-2026
Zeekr 009が日本市場に登場、大型EVミニバンの特徴と展望
中国のプレミアムブランド、ジーリー傘下のZeekrが日本市場に参入を準備している。最初のモデルは、日本モビリティショー2025で初公開された電動ミニバン「Zeekr 009」だ。日本での販売開始を決めたのは、これまで商用EVを手がけてきたFollowFlyで、今後は乗用EV事業を展開する方針を示した。
Zeekr 009は、全長5メートル超、全幅2メートル超の大型ボディを誇る。3列7人乗りのキャビンを持ち、日本市場でも最大級のミニバンに位置づけられる。搭載される140 kWhのバッテリーパックは量産車で最大級の容量で、CATLの第三世代Qilinバッテリーシステムを採用。車両重量は約2.9トンにもかかわらず、公称航続距離は822 kmに達する。2基の電動モーターは合計出力450 kWを発揮し、0-100 km/h加速は4.5秒を実現する。
Zeekrブランドは、2021年にジーリー内のプレミアムEVプラットフォームとして設立された。Lynk & Co.の技術を吸収し、テスラやNIOに対抗する野心的な戦略を打ち出している。中国やアジア諸国では、技術重視のモデルだけでなく充電インフラを含めたエコシステムを提供し、すでに一定のシェアを獲得。日本市場では、009モデルがイメージ構築の先駆けとなり、ブランドの技術的成熟度をアピールする役割を担う。
日本でも大型EVへの関心が高まる中、中国勢の競争圧力が増している。009の発売は、市場の変化を示す重要な指標となる可能性がある。