02:36 14-11-2025

DS N°4が改良:EVのE-Tenseとプラグインハイブリッドを同一価格に

フランスのDSが、改良版のN°4を発表した。純電動のE-Tenseとプラグインハイブリッドという二本立てのプレミアムモデルで、最大のトピックは価格の均一化。優遇措置やプロモーション適用前の価格は、どちらのパワートレインも4万3,157ユーロからにそろえられている。

Ligne Businessトリムには、DS Drive Assistやアダプティブクルーズコントロール、AIを備えたDS Irisインフォテインメント、Air Clean Cabin空調、LEDライティングに加え、強化された運転支援機能群が含まれる。装備のまとまりは価格帯を超えて感じられ、日常の移動に寄り添う仕立てだ。

プラグインハイブリッドは、180hpの1.6リッターガソリンエンジンと125hpの電気モーターを組み合わせ、システム合計で225hpを発揮。0–100km/h加速は7.1秒で、WLTPサイクルにおける電動走行距離は81kmまで伸びた。

完全電動のN°4 E-Tenseは、157kWのモーターと58.3kWhのバッテリーを搭載。航続距離は最大450kmで、最大120kWの急速充電に対応する。いずれの仕様にも8年間の保証が付く。

両パワートレインの価格が同一になったことで、購入の基準は「使い方」に素直に向かう。静かなEVで通勤をこなすのか、プラグインハイブリッドの柔軟性を選ぶのか—カタログの数字に縛られず日々のニーズへ視点を移させるこのやり方は実務的で、望まない妥協を避けやすい。