Iveco DailyにHIBを統合:TelmaとPetit Forestierの試作車がSolutrans登場
Telma、Iveco、Petit Forestierが共同開発したIveco Dailyのハイブリッド・インダクション・ブレーキ搭載試作車を解説。燃料消費とCO2を最大30%削減、都市配送やフリート運用で効果を発揮。Solutransで公開。リターダー・補助電動モーター・発電機を一体化、回生電力で加速・補機を支援。
Telma、Iveco、Petit Forestierは、ハイブリッド・インダクション・ブレーキ(HIB)システムを搭載したIveco Dailyのプロトタイプを開発した。この新型車はリヨンで開かれるSolutrans展示会で公開され、会場での試乗も可能になる。
HIBは、リターダー、補助電動モーター、発電機の機能をひとつにまとめた仕組みだ。減速時にはエネルギーを回生して追加バッテリーに蓄え、加速時にはエンジンのアシストと補機への電力供給を担う。
試験結果によれば、燃料消費とCO2排出は最大30%削減。サービスブレーキの摩耗は90%低減し、制動時の粒子状物質の排出も同程度に抑えられるという。数字の説得力は大きく、これが日々の業務で再現できるならインパクトは相当だ。
プロトタイプは、Iveco DailyのシャシーにLecapitaineのUrban冷蔵ボディを組み合わせている。特筆すべきは、大掛かりな設計変更なしに内燃エンジン車をハイブリッド化できる点。稼働率と運行コストを重視するフリートにとって実用的で、発進・停止の多い都市配送でこそ真価を発揮しそうだ。