15:47 31-03-2026
トヨタ ハイラックス EVがオーストラリアで初公開、価格と仕様を解説
トヨタは、オーストラリアで初公開された伝説的なハイラックスの初の完全電気自動車バージョンを発表しました。価格と仕様をめぐって、すでに議論を呼んでいます。
販売開始と市場での位置づけ
オーストラリアはこのモデルの最初の市場で、同国ではハイラックスが常にベストセラー車の一つとなっています。しかし、トヨタはこの電気バリアントで大衆市場への訴求を目指しているわけではありません。
同社は2026年に約500台の販売を見込んでおり、主な購入者は個人所有者ではなく、法人顧客、建設会社、政府機関になると予想されています。
技術詳細と性能
電気ハイラックスは、合計144kWと468Nmを出力するデュアルモーターの全輪駆動システムを搭載しています。従来のトランスミッションの代わりに、シングルスピードの減速ギアが採用されています。
59.2kWhのバッテリーにより、走行距離は245kmから315kmです。急速充電では約30分で80%まで充電可能で、家庭用充電では最大10kWでの充電がサポートされています。
主な妥協点
先進的な技術を搭載しているにもかかわらず、電気モデルは重要な点でディーゼル版に及びません。牽引能力は3500kgから2000kgに低下し、負荷がかかると実走行距離も減少します。
さらに、ローレンジ・トランスファーケースやデフロックなどの機能が削除されており、オフロード性能に影響を与えています。実際には、電気ハイラックスは過酷な使用環境での汎用性が低いことを意味します。同時に、価格は74,990ドルから82,990ドルに上昇し、最も高価なハイラックスバリアントとなりました。
全体として、電気ハイラックスは、伝説的なモデルであっても、バッテリー動力への移行にはトレードオフが伴うことを示しています。現時点では、ディーゼル版の完全な代替というよりも、法人ニーズに対応するニッチなソリューションとしての役割を果たしています。