12:26 14-11-2025
トヨタAygo X Hybridがチェコ・コリーン工場で生産開始—セグメント唯一のフルハイブリッド、CO2排出クラス最良
チェコ・コリーンにあるトヨタの工場で、新型Aygo X Hybridの生産が始まった。セグメントで唯一のフルハイブリッドとして存在感を放ち、CO2排出量はクラス最良をうたう。トヨタの電動化ラインアップをさらに広げつつ、日々の移動で効いてくる実用的な効率に資源を振り向ける、堅実な一手でもある。
Aygo X Hybridは、欧州でのトヨタの最も手頃なモデルでもある。ブランドへの入口を最初からハイブリッドにするという決め方はメッセージが明快だ。ここでの電動化は追加のオプションではなく、出発点そのものだというわけだ。
生産が始まったこの施設には約3,200人が働いている。2022年の工場設立以来、Aygo、Aygo X、ヤリスを含むトヨタ車が累計230万台以上組み立てられてきたと伝えられる。さらに同サイトは、将来のバッテリーEV(BEV)の生産に向けた準備も進行中。市場の変化に合わせてパワートレーンの選択肢を柔軟に保つ、現実的な布陣だ。