17:57 01-04-2026

日産Z 2027年モデル、マニュアルトランスミッションとシャシー改良で進化

日産が2027年モデルイヤーに向けて、Zの改良版を発売準備中だ。このスポーツカーには一連の狙いを定めた改良が施されており、最大の目玉はNISMOバージョンに待望のマニュアルトランスミッションが導入されることである。

マニュアルの復活とシャシーの改良

主な変更点は、シフトストロークが短縮され、クラッチが強化された新しいマニュアルギアボックスだ。この動きにより、特にサーキット走行において、Z NISMOはよりドライバー志向の強い車となった。

さらに、モデルには伝説的なGT-R R35のブレーキと、見直されたサスペンションが与えられている。その結果、高速走行時の安定性とコントロール性が向上し、過酷な負荷下でもより効果的に性能を発揮するブレーキシステムを備えることになった。

外観と技術的アップデート

アップデートはデザインにも及んでいる。スポーツカーは新しいフロントバンパーとグリルを獲得し、従来の日産ロゴに代わって特徴的なZバッジが配置された。新しいホイールデザインと強化された空力性能も追加されている。

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室内では、次世代ワイヤレス充電などの現代的な機能が導入された。インテリアトリムのラインナップも拡充されており、競合他社に対してモデルの競争力を維持する一助となっている。

革命ではなく進化

ボンネットの下には、おなじみの3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンがそのまま搭載され、最大420馬力を発生する。オートマチックトランスミッションも引き続き選択可能だが、明らかに焦点はマニュアルへと移行している。

再設計された燃料タンクを含むさらなる変更は、極限の走行条件下でも安定したパフォーマンスを確保することを目的としている。

日産Zの歴史において、このアップデートは見た目以上に重要な意味を持つかもしれない。競合他社が市場から撤退したり、ハイブリッドや電動化へとシフトする中、Zはマニュアルギアボックスと従来型の内燃機関を備えた、最後の手頃な価格の後輪駆動スポーツカーの一つとして立ち続けているからだ。

実際、このモデルは、かつてトヨタ・スープラやマツダ・RX-7、あるいはポルシェのベーシックバージョンなどが占めていたニッチを埋め始めている。つまり、仕様表の数字よりも、走る楽しさのために作られた車だ。そのため、新しいギアボックスやブレーキといった些細な改良であっても、単なる出力向上よりも大きな意味を持つ可能性がある。