16:53 22-04-2026

ルシッドがドイツ市場で展開するEV戦略と新型モデル

アメリカの電気自動車メーカーであるルシッドは、欧州での事業拡大においてドイツを重要な市場と位置付けている。同社の欧州部門責任者であるローレンス・ハミルトンは、ドイツが欧州最大の自動車市場であり、プレミアム車両に対する要求水準も最も高い地域の一つである点を強調した。

ルシッドはすでに欧州でセダン「エア」を販売しており、今後は全長5メートルを超える大型SUV「グラビティ」で存在感を高める計画だ。このモデルは長距離走行、高速充電、広い室内空間を特徴とする電気自動車で、最大7名の大人が乗車可能。社内では「初の7人乗りスーパーカー」と呼んでいる。

基本モデルは10万ユーロを下回る価格帯となり、法人向け販売では税制優遇の対象となる。ハミルトンによれば、ドイツでの地位を強化することは、ブランドの世界的な評価向上につながるとの見解だ。

近い将来、ルシッドはより主流のセグメントを狙った中型モデル3車種の生産を開始する予定。これにはサウジアラビアの工場で製造されるクロスオーバー「コスモス」と「アース」が含まれる。

同社は効率性、デザイン、性能の組み合わせで従来のブランドと競合することを目指している。市場の成長を背景に、2026年に登場する新型モデルは、電気自動車セグメントにおける競争激化の重要な要素となる見込みだ。