07:12 30-04-2026

吉利(Geely)の米国市場参入とフォードとの協力の可能性

中国自動車大手の吉利(Geely)は、米国市場への参入余地を模索しつつ、同時にフォードと技術協力の可能性について協議を続けている。即座の販売開始は予定されていないものの、最終的な判断は2029年までに下される可能性がある。

実際、CES 2026の展示会では同ブランドのモデルが来場者の関心を集めるなど、米国の消費者はすでに吉利の車両に興味を示している。しかし、高率な輸入関税や、デジタルシステム・コネクテッドサービスに関する規制が依然として大きな障壁となっている。

現在の障壁が続く場合、吉利は代替戦略として現地での車両組み立て、改良版ソフトウェアの使用、中国国外からの部品調達などを検討せざるを得ない。

もう一つの要素は米国自動車メーカーの立場だ。フォードは最近より穏健な発言をしているものの、依然として国内産業支援を優先している。しかし両社は既に、吉利のプラットフォームを将来のモデルに使用するなど、協力の可能性について協議を進めている。

吉利はすでにボルボやポールスターのブランドを通じて北米に進出しており、それによって同市場での一定の経験を得ている。とはいえ、自社ブランドでの直接参入は依然として難しい課題である。

吉利の米国参入は市場に深刻な挑戦をもたらすだろうが、現時点ではどちらかといえば長期的な戦略と言える。障壁は高く、現地化なしではプロジェクトの実現は難しい。それでもフォードとの協議は、双方が相互有益な解決策を模索していることを示している。