02:34 04-05-2026
IIHS最新衝突試験:トヨタ・タンドラがフォードF-150に安全で大差、後席保護が決め手に
IIHSの最新衝突試験で、フルサイズピックアップの評価に驚きの結果が出た。販売台数ではトップを走るフォードF-150が、トヨタ・タンドラに対して安全面で明確な差をつけられたのである。
SPEEDME.RUによると、スモールオーバーラップと側面衝突のテストは両車とも問題なくクリアした。だが、決め手となったのは前面中程度オーバーラップテストだ。この評価でF-150は、後席乗員の頭部、頸部、胸部への負傷リスクが高いとして最低ランクの「Poor」と判定された。大型ピックアップでは、後席の保護が前席に及ばないという弱点はしばしば見られるものである。
一方トヨタ・タンドラは、同じ衝突テストで最高評価の「Good」を獲得。2026年のトップセーフティピックを受賞した唯一のガソリン・フルサイズピックアップとなった。じつは、この栄誉にあずかったもう1台は、完全電気自動車のテスラ・サイバートラックだけである。
予防安全システムの評価はまちまちだった。F-150は衝突回避テストで「Poor」とされた。車両や二輪車にシステムが正しく反応しない場面があったからだ。
ただし、歩行者検知ではフォードがトヨタを上回っている。タンドラでは一部のテストがまだ完了していない。ヘッドライトの性能は両車とも装備グレードによって評価が分かれた。タンドラのプロジェクタータイプは「Good」となったが、F-150ではリフレクターLEDの方が優れていることが実証された。購入検討者にとって、ここから読み取るべきポイントは明確になりつつある。
フォードF-150は、今も多用途で人気の高い選択肢であり続ける。しかしもし安全、とりわけ後席の乗員保護が最優先なら、トヨタ・タンドラはより周到に設計された選択肢と言える。これらの結果が示すのは、優先すべき事柄の大きな変化だ。もはや販売王に甘んじるだけでは不十分であり、安全が決定的な要素となっている。市場のリーダーであっても、よりバランスのとれたライバルに後れを取ることがあるのだ。