15:40 05-05-2026

VW、ヴォルフスブルク工場のEV生産改革「ゲームチェンジャー」プロジェクト

VW、ヴォルフスブルク工場を大改革へ。EV生産のコスト効率向上が焦点。関係者によれば、内部で「ゲームチェンジャー」と呼ばれるこのプロジェクトは、組立効率を大幅に改善する新技術を導入するものだという。

主眼はEVのコスト低減と生産加速。そのために、メガキャスティングなど部品点数を減らし車体構造を簡素化する、根本的に新しい製造手法を採用する。このプロジェクトは、SSPプラットフォームへの移行や、ゴルフの生産をメキシコに移管する動きとも連動している。

ヴォルフスブルクの空き能力は、将来のゴルフやT-Rocを含む新たな電動モデルに振り向けられる計画だ。ただ、投資規模についてはまだ議論が続いており、同社は野心と支出抑制の板挟みになっている。背景には、手頃なEVを次々と投入する中国勢との競争激化があり、VWは業務の最適化を迫られているのだ。

長い目で見れば、ゲームチェンジャーはブランド戦略の核となり、世界市場での足場を固めると同時に、EVを一般の手に届く存在に変える可能性を秘めている。VWはもはや抜本策が避けられない段階に来ている。

実際に生産コストが下がれば、ゲームチェンジャーはEVセグメントの「ゲームチェンジャー」になるかもしれない。だがリスクも小さくない。巨額の投資が必要で、成功が約束されているわけではないのだ。