17:20 06-05-2026

Li Autoが新型L9 Livisのインテリアを初公開、家族の移動空間を革新

Li Autoが新型L9 Livisの室内を初公開した。5月15日の発売と同時に納車も開始するという。インテリアのテーマは、あえて家庭的な雰囲気を全面に出したものだ。同社は、国内最高水準の期待に応えるフラッグシップにふさわしい室内空間を目指したと説明している。

キャビンには、スターリングと名付けられたコックピットアーキテクチャーをはじめ、超ワイドのパノラマディスプレイ、マジックモバイルスクリーン、センターコンソール部のセーフティアイランド、そして新設計のフラッグシップシートが採用された。

ここでLi Autoが改めて注力したのは、自社のコアコンピタンスである家族のための移動空間だ。単にA地点からB地点へ運ぶのではなく、誰も画面や充電器を取り合うことも、どの席が一番かを競うこともない、まるでプライベートラウンジのような感覚を届けたい、というわけだ。技術仕様も極めて意欲的で、自社開発のMach 100チップ、完全なステア・バイ・ワイヤシャシー、800Vアクティブサスペンション、シリーズハイブリッド向けの第3世代5C急速充電システム、全周囲LiDARなどを盛り込んでいる。

なかでもLi Autoが特に力説するのはサスペンションの性能だ。ホイール1基あたり10,000N以上のリフト力を発生させ、応答速度はミリ秒単位。しかも従来のアンチロールバーを用いない構造を採用しているという。シャシーも技術の結晶として打ち出されており、ステア・バイ・ワイヤに四輪操舵、電動機械式ブレーキ(EMB)の組み合わせが目を引く。

おそらく最も意見が分かれつつも決定的に重要なのが、コンピューティングパワーだ。L9 Livisは5nmプロセスのMach 100チップを2基搭載し、2,560TOPSの処理能力を発揮する。このハードウェアは運転支援機能を支えるものだが、実際のユーザーにとって試金石となるのは、発表会の舞台ではなく、市街地の渋滞路や高速道路、冬道といった実走行シーンで、どれだけ確実に動作するかである。

つまりLi Autoは、L9 Livisを単なる大型ハイブリッド車としてではなく、テクノロジーを満載した動く家族のリビングルームと位置づけていることは明白だ。これからの課題は、あらゆる画面やスマート機構が、所有者の日常を複雑にするのではなく、むしろ快適なものにしてくれることを実証していく点にある。