15:55 11-05-2026
フォルクスワーゲン、電動パワーステアリングのソフトウェア不具合でリコール
フォルクスワーゲングループジャパンは、全12モデル、計3,116台をリコールすると発表した。対象車種はゴルフ、パサート、ティグアンなどで、2025年9月10日から2026年4月13日までに日本に輸入された個体が該当する。
原因は電動パワーステアリングの制御ユニットにあるソフトウェアの不具合だ。モーター内部の部品が熱を持つと、診断システムが機械的な振動を誤って故障と認識してしまう。
するとダッシュボードに警告灯が点灯し、ステアリングアシストが停止する。走行自体は可能だが、ハンドル操作は明らかに重くなる。駐車時やコーナリング、急な操作の際にその違いがすぐに実感できる。特に、予想外にハンドルが重くなると、ドライバーは戸惑うだろう。
フォルクスワーゲンは国土交通省に届け出を行った。対象車の所有者には郵送などで直接連絡が行く。全車両に対して、パワーステアリング制御ユニットのソフトウェアアップデートが無償で実施される。
同社によれば、この不具合に関連する実際の故障や事故はこれまでのところ報告されていない。それでもこのリコールは、現代のクルマでは機械的な部品より、ドライバーアシストを遮断するタイミングを決めるアルゴリズムこそが弱点になり得る、という傾向を浮き彫りにしている。