17:33 12-05-2026

ランドローバー・ディフェンダー110 新型:後席キャプテンシートや外装デザインを変更

ランドローバー・ディフェンダー110が再びアップデートされる。今回は、外観だけでなく内装にも手が加えられているようだ。プロトタイプが捉えられた映像では、フロントとリアのバンパーが変更され、デイタイムランニングライトや小さなルーフスポイラーも改良されている。

最大の変更点はキャビン内部だ。ディフェンダー110は、標準の3人掛けリアシートを廃止し、2人掛けの独立シートを採用する可能性がある。これまでは、このようなキャプテンシートはロングボディのディフェンダー130のみでオファーされていた。110にこのシートが導入されれば、実用本位のオフローダーから、レンジローバーに乗らなくても後席の快適性を重視するプレミアム志向の顧客向けモデルへと変貌を遂げることになる。

前回のディフェンダーのアップデートは昨年5月だった。その際は、小型化されたプロジェクターユニットを備えたヘッドライトや、欧州のGSR2規制に対応する新たな安全システムが導入された。今回、JLRは新たな競合が相次ぐなか、ディフェンダーの競争力を維持するため、次の一手を打とうとしている。

A. Krivonosov

ディフェンダーを取り巻く競争は激化している。新型BMW X5、フェイスリフトされたメルセデス・ベンツGLE、そして中国勢のデンザB5などが控えている。それぞれに個性があるが、プレミアムセグメントの購入者は、オフロード性能だけでなく、快適性、テクノロジー、そして新鮮さを以前にも増して重視している。

それでも、ディフェンダーは依然としてJLRの最強モデルである。2025〜2026年度の第1四半期から第3四半期までに、小売顧客向けに10万7132台のディフェンダーが販売された。比較として、レンジローバーは同じ期間に6万6993台、レンジローバースポーツは7万4059台だった。ディフェンダーの前年同期比の落ち込みはわずか2.9%で、2025年秋に発生したサイバー攻撃による生産と登録プロセスの混乱にもかかわらず、堅調さを維持している。

つまり、今回のアップデートは救済策ではなく、予防的な措置である。ディフェンダーは販売好調だが、2026年までには伝説的なステータスだけでは通用しなくなる。バイヤーは、外見はタフでありながら、内装は大型高級ビジネスクラスラウンジのようなSUVを求めているのだ。