00:09 22-11-2025

Tesla Model Y Performanceが刷新、日常重視の乗り味と可変ダンパーで操縦性を強化

TeslaはModel Y Performanceを大幅に刷新し、サーキット前提の硬さよりも、日常での操縦性と快適さを優先する方向へ振り切った。Track Modeやサーキット向けの専用キャリブレーションは姿を消し、キャラクターはより成熟したロードファーストへ。新開発の81kWhバッテリーと改良されたエレクトロニクス、デュアルモーターが合わさり、最高出力は510hp。0-60mph加速は約3.2秒とされ、このクロスオーバーを一気に押し上げる。

目玉は可変ダンパーと再チューニングされたサスペンションだ。乗り味をしなやかにしつつ、ワインディングでも姿勢をきちんと保つ方向に振っている。ブレーキは強化され、フロントシートは横方向のサポートをより厚くした。車内には16インチの大型ディスプレイを搭載。ドライブモードは3種類で、スタビリティコントロールの介入も控えめになった。最速ラップを追うより、使える速さと自信を磨き上げた再調律――実際、この方向転換は日常域の気持ちよさにつながる。

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外観は存在感を増したボディキットに加え、見直されたディフューザーとエアロ要素を採用し、空気抵抗係数は0.235まで低減。航続距離の目安は約490km。空力の磨き込みは高速巡航でも効きそうだ。