06:11 22-05-2026

アルピーヌA390 GT 2500kmテスト:家族旅行から高速道路まで実力を検証

アルピーヌ初のスポーティSUV「A390 GT」を2500kmテスト。401馬力、ハンドリング高評価も電費は課題。実用航続距離約408km、高速では230kmに低下。価格6万7500ユーロから。

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フランスの自動車メディア『L’Argus』が、アルピーヌ初のスポーティSUV「A390 GT」を2500kmにわたってテストした。家族旅行や高速道路、市街地、ワインディングロードなど、さまざまなシーンでその実力を検証している。

現行の「A390 GT」は401馬力を発生。より強力な470馬力の「GTS」グレードは、バッテリー供給の問題で投入が遅れている。GTは3基のモーターを搭載し、LG製の89kWhバッテリーを積む。車両重量は2124kgだ。

重量級ながら、ハンドリングは高く評価された。ステアリングはクイックで、シャシーは正確。安定性も良好だ。ただし、電子制御はやや抑制的で、トラックモードでもオーバーステアを迅速に抑え込む。

実用面ではいくつかの課題がある。低いルーフラインと太いピラーのため後席へのアクセスがやや不便で、室内の開放感は控えめ。それでも、ラゲッジ容量は532リットルあり、家族旅行に十分なスペースを確保する。

最大のネックは電費だ。一般道や市街地では21.8kWh/100kmを記録し、実用航続距離は約408km。高速道路を130km/hで走行した場合、27.1kWh/100kmとなり、急速充電間の走行距離は約230kmに低下する。20%から80%までの充電時間は約27分である。

価格は6万7500ユーロから。A390 GTにはヘッドアップディスプレイ、後輪操舵、アダプティブサスペンション、パノラミックルーフが標準装備されていない。市街地から長距離まで対応するEVの中でも、このモデルは個性で際立つが、効率面では競合に一歩及ばない。