02:23 04-06-2026

キャデラックがリリックを静かに値上げしたので誰も文句を言えない

キャデラックが珍しい一手を打った。リリック2027の値上げは買い手が気づかないほど控えめで、GMが他車から外したNACSとCarPlayまでセットだ。

Tarantas NewsをGoogleの優先ソースに追加

キャデラックが2027年モデルのリリックを値上げした—しかしこれは、買い手が眉ひとつ動かさないかもしれない、あの稀な瞬間のひとつかもしれない。大半のグレードはわずか200ドルの値上げにとどまり、ホットなV-Seriesに至っては105ドルしか上がっていない。象徴的な値上げと言うほかない。他ブランドが電気自動車の価格を年式ごとに数千ドル単位で吊り上げる中で、この控えめさは際立っている。

後輪駆動のベース、リリック・ラグジュアリーは6万1195ドルから。四輪駆動はちょうど3500ドル上乗せされ、ラグジュアリーAWDは6万4695ドルに設定されている。スポーツは6万1695ドル、プレミアム・ラグジュアリーは6万5195ドル、プレミアム・スポーツは6万5695ドルからスタート。さらに豪華なシグネチャー・ラグジュアリーとシグネチャー・スポーツは、それぞれ6万9795ドル、7万295ドルから。

ラインアップの頂点に君臨するのは、獰猛なV-Seriesだ。四輪駆動のリリックVは8万495ドル、リリックVプレミアムは8万5695ドルまで跳ね上がる。すべての価格に1795ドルの配送料が含まれている。

© cadillac.com

アップデートは価格だけにとどまらない。このクロスオーバーには標準装備のNACSポート、新しいボディカラーが与えられ、トルク表記のエンブレムが消えた。だが本当の見出しは別のところにある。キャデラックは有線・無線両方のApple CarPlayとAndroid Autoを頑なに維持したのだ—それも、GMが新しい電気自動車から見せつけるようにスマートフォンミラーリングを排除し、Googleベースの自社システムに置き換えているまさにそのタイミングで。

すべてのリリックはGMのBEV3プラットフォームに載っている。出力は後輪駆動仕様の365馬力から、リリックVの轟然たる615馬力まで幅広い。生産はテネシー州のGMスプリングヒル工場で行われている。

結果は? キャデラックは稀有な手品をやってのけた。誰も気づかないほどそっと値上げし、その一方でGMグループの兄弟車種がやがて失うであろうNACSポートとCarPlayをこっそり手渡したのだ。静かで、抜け目ない一手だ。