Pavel Pavlov

火災まで火花ひとつ — キアが豪州で1180台のピカントを回収する理由

低圧燃料パイプの製造不良がバッテリーセンサー配線に擦れる恐れ。火花ひとつで小型ハッチバックが炎の塊に変わりかねない。

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小さくて、安くて、頑丈で — それでも危険。キアはオーストラリア市場で、2020〜2023年型のピカント1180台のリコールを発表した。原因は呆れるほど平凡だ。低圧燃料供給パイプの製造不良で、このパイプがバッテリーセンサーの配線に近すぎる位置に来てしまうという。

その先は、まるで惨事の組立説明書のように展開する。パイプが配線にこすれる。配線がパイプを傷つける。パイプから燃料が漏れ始める。外からの火花ひとつで — 小型ハッチバックは一本のたいまつに変わる。キアはリコール通知で言葉を選んでいない。火災は乗員、ほかのドライバー、通行人を負傷させ、命を奪うおそれがあると明言している。

対象車両のオーナーには直接連絡が入り、正規ディーラーへ案内される。修理は無料。もっとも、この状況で断る人を想像するのは難しい。

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