ライバルがマニュアルを葬る中、スバルだけが真逆の道を選んだ
スバル・オブ・アメリカが正式発表。2027年型BRZは6速MT、後輪駆動、228馬力のボクサーをすべて維持。値上げ幅はわずか。
ライバルたちがマニュアルトランスミッションを静かに博物館送りにしている間、スバルは正反対のことをやっている。米国法人スバル・オブ・アメリカが、後輪駆動クーペ「スバルBRZ 2027年モデル」の米国価格を発表した — そう、6速マニュアルはまだ健在だ。米国ディーラーへの入荷は今秋、マニュアル仕様のLimitedの開始価格は36,140ドル。1年前の同グレードは35,860ドルからだったので、値上げ幅はほぼ気休め — わずか280ドルにとどまった。
2027年モデルのラインアップはLimitedとtSの2グレードに絞られた。エンジンは見慣れた自然吸気2.4リッター水平対向「スバル・ボクサー」で、228馬力を後輪のみに送る構成も変わらず。妥協なし — 6速マニュアルは全BRZの標準装備だ。それでもオートマがほしい人にはLimitedで6速ATが用意されており、パドルシフト付きで価格は36,990ドル。
今回の最大の技術トピックは、次世代「アイサイト」だ。スバルは視野を拡大した広角単眼カメラを採用し、運転支援機能のリストはもはや高級セダン並みになった — アダプティブクルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート。tSにはさらにリアパーキングセンサーが追加された — 細かいことだが、米国モールの狭い駐車場ではバンパー以上のものを救ってくれる。
Limitedは快適性とキャラクターのバランスを突き詰めたグレードだ。ウルトラスエードに赤いレザーのアクセント、2モードのシートヒーター、Apple CarPlayとAndroid Auto対応の8インチ「スバル・マルチメディア・プラス」を備える。
一方、tSはまったく別の話 — サーキットの話だ。ラインアップ最高額の38,770ドルで、STIチューンの日立製ダンパー、フロント4ポット・リア2ポットのブレンボ製ブレーキ、18インチホイール、ミシュラン「パイロット・スポーツ4」タイヤを装備する。室内はブルーのアクセントとコントラストステッチ、STIロゴ入りスタートボタン、メーター内の専用ウェルカムグラフィック。控えめなスポーツカー? いや、むしろ大人になることを拒む「最後のモヒカン」だ。