18:05 26-11-2025
ダチア・ダスター刷新:Hybrid 155とIntaxタクシー仕様の全貌
ダチアは新型ダスターのエンジンラインアップを見直し、改造のスペシャリストIntaxはそれに合わせてタクシー向けソリューションを素早く用意した。クロスオーバーはEU6e-bis認証のパワートレインを4種類用意し、従来のHybrid 140に代わって新たにHybrid 155を設定。109馬力のガソリンエンジンに2基の電気モーターと1.4kWhのバッテリーを組み合わせ、都市部では最大80%を電動走行でこなす。燃費は4.6L/100kmと控えめで、商用用途にうってつけ——まさにそこを狙い、Intaxは包括的な改装メニューを揃えてきた。
プログラムの内容は、タクシーらしいベージュのラッピング、オプションのTPUプロテクション、タクシーメーターのプレ配線、緊急ボタン、室内ライニング、ルーフ上のチェッカー型タクシーサインまで幅広い。RSYシステムにより、装備は跡を残さず取り外し可能だ。パッケージにはラジオの準備配線、キャビン中央の照明システム、取扱説明も加わる。従来型タクシーメーター用コンソールや、ライセンスプレートの取り付けソリューションもオプション設定される。
価格はラッピングの有無で変わり、ラップありで3,150ユーロまたは1,490ユーロから、ラップなしで2,790ユーロまたは1,090ユーロから。これらのパッケージはターボエンジン搭載車や新しいHybrid-G 150 4x4を含む、ダスターの全グレードに対応する。
タクシー市場において、ダスターは理にかなった選択に映る。省燃費で手頃、整備もしやすく、いまやフリート運用に公式対応。発進停止の多い街中では電動走行でスッと滑るように走る性格が、静粛性と乗り味の滑らかさに効いてくる。RSYで装備を痕跡なく外せる点も、運用の自由度を高めてくれる。