ルシドがモデルYに照準、数字は容赦なし
ルシドがようやくマス市場を狙う。新型コスモスは航続距離480km、0-100が3.5秒、800V充電でモデルYに正面めがけ—それも価格は5万ドル未満。
ルシド・モーターズは、EV市場でもっとも収益性の高い層をテスラが独り占めているのを、もう黙って見ているつもりはない。その答えが「コスモス」だ。エアやグラビティでは手が出せない買い手に、ようやくルシドの扉を開くクロスオーバー。現在、ヨーロッパで最も安いエアでもよ8,900ユーロから、大型のグラビティはさらに102,900ユーロから。コスモスはまったく違う話になるという。
新型モデルの最初の画像は、米国特許商標庁のデータベースに蹴り出た。図面はすべてを明かしてはいないが、シルエットはそれだけで雄弁に語る。コスモスはミッドサイズのEVスポーツSUV。グラビティより明らかに一回り小さく、設計段階からテスラ・モデルYに正面から走り込むよう調整されている。
特許スケッチから読み取れるのは、ルシド譲りのフロントマスク、Bピラーから身を落とすルーフライン、そしてリアガラスの上辺を隠すリアスポイラーだ。ブランド名はフロントとテールゲートに大きく並ぶ—もはや控えめに見せる気はない、という作りだ。
米国ではコスモスのスタート価格は5万ドルを下回る見込みだ。ヨーロッパでの現実的な目安は約五万5千ユーロ。しかし価格だけが話ではない。ルシドは比較的控えめな69キロワットアワーのバッテリーから480kmの航続距離、四輪駆動仕様で0-100km/hを3.5秒、そして「14分の急速充電で320kmを取り戻す」800ボルトアーキテクチャを約束している。スペックだけ見れば、モデルYの顶面をあらゆる角度から叩く一枱だ。
しかもコスモスは一つでは終わらない。ルシドは同じミッドサイズ・プラットフォームに絵にん3台の新型車を準備している。二つ目は「アース」。三つ目は「ルナー」—すでにウーバーと話し合いが進んでいる2人乗りロボタクシーのコンセプトだ。狙いはもはや隠そうもない—ラインアップの拡充、価格の引き下げ、一気に広がる頂点部。この名前を覚えておいてほしい—「コスモス」だ。