ハッチバック並みのバンに4つの寝床、スイフトはついにやり遂げた
スイフトはフォード・トランジット・カスタムにキッチン、4人分の二段ベッド、フル装備の自立キットを詰め込み、それでも街乗りサイズに収めた。
小さなバンが本格的なキャンピングカーのふりをしている — フォード・トランジット・カスタムをベースに刷新された2026年型スイフト・モンザを、正直に表現するならこうなる。英国人は頑なにバスサイズへの肥大化を拒み、それと同じくらい頑なに居住性を削るのも拒んでいる。結果として生まれたのは、キッチン、ダイニング、二つの寝室、そして本格的な自立装備をすべて飲み込みながら、街中の流れにすっと溶け込む妥協案だ。
最大の売りは何か。それはフォード・プロ・コンバーター認定という肩書きだ。マーケティング上のお飾りに聞こえるが、実際にはフォードパス・エコシステムへのパスポートであり、2年後に配線が溶けたりガスが漏れたりするような町工場改造への保険でもある。キャンピングカーに数万ポンドを払う場面では、ボンネット上のあの認定スタンプは確かな金額の価値を持つ。
真の見せ場はポップアップルーフだ。上層にはダブルベッドが展開される — リップストップ生地、フレキシブル窓、LEDストリップ照明付き。下層のリビングもまたベッドへと姿を変える。気づけば、朝にスーパーへ乗り付けたあのバンの中で4人が眠っている。上段ベッドを跳ね上げれば、室内には約2メートルの天井高が生まれる。料理ができる、向きを変えられる、着替えもできる — 動く戸棚のような閉塞感はもうない。
キッチンは右側に沿って伸びている。42リットルの冷蔵庫、ドメティック製2口コンロ、折り畳み式蛇口つきシンク、バーベキューとシャワー用の外部コネクター。さらに携帯トイレも備わるが — 不思議なことにキッチンモジュールの中に隠されている。賛否の分かれる判断だ。パッケージングは美しいが、本物の旅でこのご近所さんを歓迎しない人も少なくないだろう。
自立装備は本気だ。240Wの太陽光パネルとコントローラー、95Ahのサブバッテリー、複数の充電ソケット、2.2kWのディーゼルヒーター、40リットルの清水タンク、そして6kgガスボンベ用の収納スペース。大型キャンピングカーの代わりにはならない — だがフェスティバルや週末旅、短距離ルートにはおつりが来る。
ボンネットの下には170馬力の2.0リッターEcoBlueディーゼルと8速ATが組み合わさる。標準装備として19インチホイール、回転式フロントシート、リアカメラ、タイヤ空気圧モニタリング、DABオーディオシステム、そしてアップルカープレイとアンドロイドオートに対応する13インチタッチスクリーンを備える。
英国での価格は7万5490ポンドから — 現在のレートでおよそ10万1000ドル。米国には正規流通しない。並行輸入となれば、DOT適合性、輸送、関税、そして互換性のない電装系との戦いが待っている。
核となる発想はシンプルだ。モンザは小型キャンピングカーになろうとしているわけではない。普通の街乗りバンであろうとして — その中に、たまたまアパートが一軒分丸ごと収まってしまっただけだ。