12:04 27-11-2025

見た目は普通でも速い“スリーパー”11台の実力解説:V8やターボの心臓部まで

Jeep Grand Cherokee SRT8

このSUVの心臓は逞しい6.1リッターHEMI V8で、420hpを誇る。同じユニットが伝説のダッジ・チャレンジャーやチャージャーにも搭載されており、グランドチェロキーにスポーツカーの気配を濃くまとわせている。

Pontiac GTO

見た目はまっとうなアメリカン・クラシックだが、ポンティアックGTOは意外性を秘めていた。中身はあのシボレー・コルベットと同系の屈強なLS1/LS2 V8。仕様によって350〜400hpを発する。

Dodge Durango SRT

家族向けのSUVでありながら大声で主張しない。しかしボンネットの下には475hpを絞り出す6.4リッターHEMI V8。難所もそつなくこなし、多くのスポーツカーより速く加速してみせる取り合わせだ。

Chevrolet SS

ひと目には質素なセダンのシボレーSSだが、控えめな装いの内側には走りの本気度が宿る。コルベットのLS3 V8(415hp)を積み、本格派のパフォーマンスモデルにとって思わぬ刺客となった。

BMW M5 (E60)

見た目は第5世代のBMWビジネスセダンそのもの。だがボンネットの奥には500hpを叩き出す5.0リッターV10が宿る。クルマの人格を決める「心臓」とは、まさにこういうものだと感じさせる。

Honda Ridgeline

控えめに登場したホンダのピックアップ、リッジラインは手直しされた3.5リッターV6で280hp。派手さより実を取り、日々の仕事を軽やかにこなすだけの余力をきちんと備えている。

Dodge Magnum SRT8

ただのワゴンに見えて、そうではない。ダッジ・マグナムSRT8の内側には425hpの6.1リッターHEMI V8。登場当時の多くのスポーツカーと堂々渡り合えるだけの力がある。

Volvo V70 R

見た目はごく普通のファミリーカー。それでもV70 Rのオーナーなら知っている。ボンネットの下には約300hpのターボ付き直列エンジン。快適さと鋭い蹴り出しの同居は、軽快な走りを好む人に新鮮な驚きをもたらした。

Pontiac G8 GXP

もう一台、見た目は控えめでも中身で魅せるアメリカンセダンがある。ポンティアックG8 GXPのボンネット下には実績あるLS3(415hp)。本格スポーツ勢と競える土俵に上げてくれる。

Genesis GV70 3.5T

ジェネシスも驚きを用意している。プレミアムなクロスオーバーの内に、375hpを発する3.5リッターV6ツインターボ。上質さと力強い走りがしっかり噛み合っている。

Chrysler 300 C SRT8

威風堂々とした佇まいのクライスラー300 Cだが、抑制的とは言い難い。425hpの6.1リッターHEMI V8が、伸びやかな加速と頼もしいハンドリングを味わわせる。