BMWが史上最も重いクルマを生み出した、しかもそれはセダンでもM怪物でもない
新型電動X5の3分の1はリサイクル素材。それでも車重は2,800kgを超え、BMW史上最大のバッテリーを搭載する。
誰も予想していなかった — BMW史上最も重い量産モデルは、M怪物でも防弾リムジンでもない。クロスオーバーだ。X5の第5世代がついに完全電動バージョンを得る。そして、その iX5 は公道に出る前から、すでにミュンヘンの社内記録を塗り替えている。
BMW自身の発表によれば、車両重量の約940kgが二次原料から構成されている。全体の3分の1だ。サステナビリティの勝利のように聞こえる — 次の行を読むまでは。リサイクル素材ダイエットを経てもなお、iX5の車重は2,800kgをわずかに超える。
この数字は、装甲モデルを除いた歴代量産BMWの中で最重量という地位を確定させるに十分である。比較してみよう。i7 M70は2,770kg、XM Label — 2,720kg、X7 M60i — 2,600kg、そして従来の電動ヘビー級王者だったiX M70でさえ2,580kgにとどまる。すべてドライバーを除いた欧州仕様の数値である。
そしてここからが本題だ。BMWは公式に認めた。iX5は同社の電動車に搭載された史上最大のバッテリーを得る。欧州で141kWh、米国で144kWh。iX5 60 xDriveバージョンは最初からxDrive四輪駆動と2基の電気モーターを備えて登場する — ここに後輪駆動の妥協は一切ない。
スペックシートはリサイクルの宣言書のように読める。リサイクルアルミニウム、二次原料比率の高い鋼材、リサイクルPETによる天井ライニング、ピラーに用いられたリサイクル素材。BMW自身が約束する。欧州市場のiX5 50 xDriveは、ガソリン版とのカーボンフットプリント差をわずか1〜2年の使用で取り戻す、と。2026年の新型勢の中で、このモデルは2つの記録を同時に樹立する — 純粋な重量と純粋なバッテリー容量。この名前を覚えておこう。