ドミトリー・ヤキン

太陽光発電で走るコンセプト電動バイクSOLARISの仕組みと課題

MASK Architectsが提案する太陽光だけで充電できるコンセプト電動バイクSOLARISを紹介。翼状の伸縮ソーラーパネル、アプリ連携、回生ブレーキや軽量フレームの特徴と、耐久性・保管などの課題を解説。自立型充電やエネルギー配分システムにも触れ、日常使いでの懸念点チェック。高トルクモーター、詳細スペックは非公開。

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太陽光だけで走るクルマづくりは挑戦が続いてきたものの、成果は限定的だった。そこで欧州のスタジオMASK Architectsは発想を二輪へとスライド。こうして、日差しだけで充電できる初のコンセプト・モーターサイクル「SOLARIS」が生まれた。

肝となるのは、停車時に展開する翼のような伸縮パネルだ。レイアウトを広げると太陽電池の受光面積は約150%拡大し、コンセントに頼らずバッテリーを継ぎ足し充電できる。形式上は、充電ステーションも燃料も不要な自立型の電動バイクと言える。

開発陣は詳細なスペックを明かしていないが、リチウムイオン電池、ソーラーコントローラー、リアルタイムのエネルギー配分システムを搭載することは公表されている。充電や管理は専用アプリから操作できる。

高トルクの電動モーターや回生ブレーキ、アルミとカーボンによる軽量フレームも備える。ただ、この仕立てには不安も残る。複雑なパネル機構は場所を取り、外的要因に弱そうに見えるうえ、日常使いとの相性は良くなさそうだ。コンセプト段階であっても、耐久性と保管のハードルが最も高い課題に映る。

MASK Architects