ボルボが電動SUVを値下げ、その代償を払ったのは丸ごと1基のモーター
新しいベースグレードのEX90はオーストラリアで18,000ドル安くなった。だが後輪駆動化、小型バッテリー、航続距離の低下がこの安さの代償だ。
フラッグシップの電動SUVをもっと安くするには? モーターを1基外せばいい。ボルボがまさにそれをやってのけた。オーストラリアで電動SUVのEX90に新しいベースグレード — Plus Single Motorが登場した。2027年モデルで、すでに注文受付が始まっており、現地のショールームには9月か10月に並ぶ。
ここで重要なのは価格だ。しかも驚くほどだ。新型ボルボEX90 Plus Single Motorは、諸費用別で106,990オーストラリアドル、およそ74,300ドルだ。従来のベース版Plus Twin Motorは124,990オーストラリアドル、約86,700ドルを要求し、フラッグシップのUltra Twin Motor Performanceは134,990オーストラリアドル — ほぼ93,700ドルとなる。
だが、その値引きには代償があった。しかもお金だけではない。Single Motorはフロントの電動モーターを失い、後輪駆動になった。出力は245kW、トルクは480Nm。バッテリーも92kWhへと縮小され、公称航続距離はWLTPモードで479kmにとどまる。比較すると、旧型のEX90 Plus Twin Motorは合計330kWの2モーター、106kWhのバッテリーを積み、521kmを走り、100km/hまで5.5秒で加速した。
新しいベースのEX90は100km/hまで6.8秒で加速する。うれしい点もある。10%から80%までの急速充電は、大容量バッテリー版の24分に対し22分で済む。だが牽引好きをがっかりさせるのはこれだ — ブレーキ付きトレーラーの牽引可能重量は2200kgから1500kgへと急落した。
装備面では、Plus Single MotorはPlus Twin Motorにほとんど引けを取らない。リストには14.5インチのマルチメディア画面、4ゾーン空調、合成皮革の内装、前席シートヒーター、20インチホイール、14スピーカーのオーディオが並ぶ。
これに先立ち、スバルは電動のTrailseeker EV 2027の米国市場向け価格を発表していた。