ウラド・コマロフ

たった一つのスペイン工場がルノーの電動化のすべてを背負う

パレンシアはハイブリッドの拠点だった。だが今、ルノーはここで3台の電動クロスオーバー ― ラファル、セニック、そして三菱エクリプスクロス ― を、最大750kmを狙う新型800Vプラットフォームで造ろうとしている。

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ルノーが大規模な生産再編を進めている ― その震源地がスペインだ。パレンシア工場は、欧州における電動クロスオーバーの主力生産拠点になる可能性がある。しかも3台まとめて。そう報じたのはLa Tribuna de Automociónで、同グループの生産計画に詳しい情報筋の話として伝えている。

パレンシアのラインに最初に乗るのは新型ルノー・ラファルで、組み立ては2028年6月に始まる。続いて2029年4月には新型ルノー・セニックの番だ。そして2029年7月、3台目が加わる ― 次世代の電動モデル、三菱エクリプスクロスである。

現行のエクリプスクロスは今、フランスのルノー・ドゥエ工場でセニックと肩を並べてラインオフしている ― しかも2025年末から。だがフランス勢は、将来のプログラムの一部をピレネーの向こう側へ移す構えだ。これはスペイン向けとしては早くも5度目となるルノーの産業計画の一環となる。

そして、ここからが面白い。3台はいずれも新型プラットフォーム「RGEV medium 2.0」に載る見込みだ。つまり800Vアーキテクチャー、複数のバッテリータイプへの対応、そして完全電動仕様で最大750kmのWLTP航続。さらに、このプラットフォームはレンジエクステンダー仕様にも対応する。街乗りの小型車にはこの装備は過剰だ。だが中型SUVにとっては、切り札に変わる。

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