10:10 30-11-2025
DC Designがランドクルーザー300を豪華リムジン化:120cm延長とラウンジ級内装の詳細
インドのDC Designが、トヨタ・ランドクルーザー300を豪華なリムジンへと仕立て直した。ホイールベースを約120センチ延長し、キャビンを徹底的に作り替えている。外観は誰もがひと目でランドクルーザーとわかるままだが、存在感は段違いだ。全長は6.18メートルに達し、フロントバンパーには鍛造金属を思わせる巨大なグリルを装着。頭上空間を稼ぐべく、ルーフも持ち上げられた。
見どころはキャビンだ。移動するラウンジの趣で、電動オットマン付きのふかふかのキャプテンシートにワイドなソファ、レザーとウッドのトリム、厚手のカーペット、そしてロールス・ロイスに着想を得たスターライト風のヘッドライナーまで備える。運転席と後席を隔てるパーテーションには大型スクリーンが収まり、後ろは小さなシアターのよう。窓には電動ブラインドが備わり、プライバシーも万全だ。乗り込んだ瞬間、目的地を急ぐ気持ちが少し和らぐような空気感である。
メカニズムはほぼノーマルのまま。3.3リッターV6ディーゼル(304馬力)と四輪駆動を継承し、走行距離は約5500kmという。
価格も目を引く。車両は27万ドル弱で掲示されており、インドで新車のLC300を購入するより手頃という位置づけだ。手の入れ方を考えれば、この提案はかなり魅力的に映る。