09:16 06-12-2025
アストンマーティン新型DB12 SとValhalla AMRの最新情報:性能・空力・2026年登場
アストンマーティンはラインナップを拡充し、2026年に向けて2台の主役を準備している。クーペのDB12 Sと、ハイブリッドのハイパーカーValhalla AMRだ。どちらも最高速域まで見据えた設計で、広範な技術アップデートを受ける。パフォーマンス志向をいっそう鮮明にする動きと言っていい。
DB12 Sは、AMG製4.0リッターV型8気筒ツインターボをアップグレードし、700 hpと800 Nmを引き出す。0-100 km/h加速は3.5秒、最高速は325 km/h。シャシーも手が入り、Bilstein DTXダンパーや剛性を高めたリア・アンチロールバー、新しいサスペンションキャリブレーションを採用。30kgの軽量化に寄与するカーボンセラミックブレーキも装備する。外観は、ツインエレメントのフロントスプリッター、ベンチレーション付きフード、固定式リアスポイラー、縦に積み上げた4本出しエキゾーストで、走りへの意図がいっそう明快だ。スペックだけでなく、ディテールの選び方にも、より切れ味を求めた姿勢がにじむ。
Aston Martin Valhalla AMRは、ミドシップスーパーカーをサーキット寄りに磨き上げた進化型。最終テストの段階にあり、ニュルブルクリンクでのプロトタイプ走行が繰り返し目撃されている。AMRパッケージでは空力を見直し、より大きなスプリッターや大型のアクティブリアウイング、新設のエアインテーク、アップデートされた照明類を備える。
パワートレインは、4.0リッターV8ツインターボに3基の電動モーターを組み合わせ、システム出力は1,000 hp超。0–100 km/hは2.5秒、最高速は350 km/h。240 km/h時には600 kgを超えるダウンフォースを発生し、机上ではニュルブルクリンクを6分30秒未満で走り切れる計算になる。数値はどれも強烈で、狙いどおりのトラックパフォーマンスを描けるかに注目が集まる。