18:15 07-12-2025

2026年型シボレー・トラバース最新情報:LTにカメラ式ルームミラー、Z71パッケージ値下げ

シボレーはファミリー向けクロスオーバーの刷新を着実に進めており、2026年型トラバースは実用性が一段と高まった。目玉はカメラ式ルームミラーで、これまで上級グレードの特権だった装備が、より手の届きやすいLTにも設定された。

2025年型では、このカメラミラー(コードDRZ)はZ71向けのEnhanced Drivingパッケージに含まれるか、RSとHigh Countryで標準装備だった。今回はLTでもDriver Confidence(BGP)パッケージとして$1,225で追加可能に。使い勝手の良い機能への間口を広げた、筋の通った見直しだ。

Z71ではEnhanced Drivingパッケージの価格が$3,935へと引き下げられた。加えて、外装色の追加やトリム構成の見直し、物理キーなしで施錠・解錠と始動ができるKey Card機能など、日常で効く小さなアップデートも加わる。

2026年型のラインアップは3種。

LTとHigh Countryは前輪駆動が標準で、四輪駆動はオプション設定。トリムにかかわらず、GMのC1アーキテクチャを用いたおなじみの2.5リッター直列4気筒ターボ(LK0)を搭載し、生産はミシガン州のGMランシング・デルタ・タウンシップ組立工場で継続される。

トラバースは依然として、GMの中でもバランスの取れたファミリー向けクロスオーバーとして光る。LTの装備内容が厚くなったことで選択肢としての魅力は確実に増し、上位グレードの価格に踏み込まずに上質感を取り入れたい人にちょうどいい。いまのレンジでは、LTが最も狙い目に映る。