GX550に足りなかったものを、レクサスがようやく認めた形に
フルモデルチェンジもエンジン変更もないが、GX550最大の弱点がようやく消える。OVERTRAIL+はタイヤも強化される見通しだ。
レクサスが現行GX550の初となる本格的な改良を静かに進めている。フルモデルチェンジではなく、エンジン変更もない。改良版の発表は2026年9月24日、生産開始は10月1日になる見込みだ。主な変更点は後席の快適性と、オフロード仕様のOVERTRAIL+に集中している。
レクサス自身はまだ時期も装備内容も公式には認めていない。ただ、最も分かりやすい弱点はずっと放置されたままだった——後席のベンチレーションだ。現在、日本仕様のGX550 version LとOVERTRAIL+は後席左右にシートヒーターを備えるものの、冷却機能はなく、ベンチレーションは前席専用となっている。改良後は、この後席シートベンチレーションが両グレードで標準装備になる見通しだ。
レクサスの公式コンフィギュレーターでも、現行モデルにこの機能が本当に無いことが確認できる。標準装備の拡大はそれだけにとどまらない。前後ドライブレコーダー、デジタルインナーミラー、デジタルキーが標準装備になる見込みだ。一方、マークレビンソン製プレミアムオーディオは、公開された情報を見る限りメーカーオプションのまま据え置かれる。ヒッチメンバーも同様で、日本の情報源は標準化されないオプションとして明確に挙げている。
GX550 OVERTRAIL+では、変更は室内だけにとどまらない。タイヤサイズは265/65R18から、よりオフロード向けの265/70R18へ変更される見込みだ。計算上のホイール径は約802mmから828mmへ——約26.5mm拡大する。サスペンションのジオメトリーが変わらないと仮定すれば、タイヤが高くなるだけで車軸まわりなど径に依存する箇所の最低地上高が約13mm増える可能性がある。
その代償も想定内だ——舗装路での乗り味の変化と、ロードノイズの増加。長年噂されてきたハイブリッドは、リーク情報によればやはり今回の改良には含まれない。日本仕様のGX550は、引き続き排気量3.4リットルのV型6気筒ツインターボエンジンと10速オートマチックの組み合わせを維持する。現行価格は、version Lが1270万円、5人乗りのOVERTRAIL+が1195万円。改良後のモデルの価格はまだ明らかになっていない。