ブロンコ・スポーツ2027年型が値下げされた—それこそが気になる点だ
フォードはブロンコ・スポーツ2027年型の米国価格を最大505ドル引き下げたが、Big Bend、Outer Banks、Badlandsは標準装備を失っている。実際に何が消えたのか。
フォードはブロンコ・スポーツ2027年型の4グレード中3グレードで米国価格を引き下げた。だが手放しでは喜べない—これは単なる値下げではない。このクロスオーバーは同時に標準装備の一部を失っており、フォードがこの手法を採るのはこれで2年連続となる。
フォードのディーラー向け価格表によると、Big Bendは現在3万1695ドル、Outer Banksは3万4985ドル、Badlandsは3万6760ドル。値下げ幅はそれぞれ150ドル、160ドル、505ドルだ。一方Heritageは逆に95ドル値上げされ、3万3490ドルとなった。
ただしMSRP(メーカー希望小売価格)だけを比較するのは正確ではない。輸送費として1995ドルが別途かかるため、最も安いBig Bendでも税抜きで実質3万3690ドルからとなる。
値下げの裏には具体的な装備削減がある。Big Bendはヒーテッドミラーと後席折りたたみアームレストを失った。Outer Banksはパワー助手席と自動防眩ミラーを失った。Badlandsではパワー運転席が手動調整式に置き換わり、2ゾーンエアコンと自動防眩ミラーも標準ではなくなった。これらの一部機能は有料のテックパッケージを選べば復活する。
フォードはさらに、ブロンコ・スポーツ2027年型全グレードからオートスタートストップ機能を削除した。2026年型の正式価格表では、1.5リッターと2.0リッターの両エンジンでこのシステムがまだ標準装備に含まれていた。
特に象徴的なのがBadlandsだ。2026年にもフォードは同グレードの価格を1000ドル引き下げつつ、一部装備を標準から外していた。今回はさらに505ドル値下げされた。基本装備リストは再び削られた。2年連続だ。
つまりブロンコ・スポーツ2027年型は、価格表の上では確かに安くなっている。しかし購入者が比較すべきなのは初期価格ではなく、同一装備どうしの構成だ。その計算をしてみれば、ディーラーに残る2026年型のブロンコ・スポーツのほうが実はお得だった、という結果になるかもしれない。