パジェロが原点へ戻る一方で三菱は最後の大物をまだ隠している
新型パジェロの公開は目前。独立ラダーフレームとデジタルMulti Meterが復活し、エンジンだけは9月2日まで伏せられている。
三菱パジェロの全貌公開まで、残された時間はもうわずかだ。三菱の公式ティザーサイトには、世界初公開の日付として2026年9月2日が明記された。これまでは主にメディア報道で伝えられていた日付で、三菱自身は秋の発表という慎重な表現にとどめていた。最新の映像では、堂々としたボディ、角張ったホイールアーチ、特徴的なライト類まで確認できる。ただし、最重要の技術情報はまだ幕の向こうだ。
一方、車体構造についてはほぼ謎がなくなった。ここでパジェロは本当に原点へ戻る。モノコックと一体型補強フレームを採用した2世代を経て、新型はトライトン/L200をベースとする独立ラダーフレームを再び採用する。キャビンと前後サスペンションはパジェロ専用に開発された。さらに、本格的な悪路走破性と舗装路での安定性、快適性の両立を狙う統合車両運動制御システムS-AWCも組み合わされる。
往年のパジェロを象徴する装備の一つ、Multi Meterも復活する。ただし今回はデジタル化された。高度、進行方向、外気温、車体の前後・左右の傾き、さらに左右輪へのトルク配分まで表示できる。懐かしさと現代のテクノロジーが、ここで正面からぶつかる。
それでも三菱は、最大の切り札を9月2日まで残している。エンジン、トランスミッション、最低地上高、渡河性能はまだ正式発表されていない。そのため、トライトン由来とみられる2.4リッターディーゼルは有力候補の一つにすぎず、確定情報ではない。復活の規模も小さくない。パジェロは4世代を通じ、170を超える国と地域で累計325万台以上が販売された。伝説が戻ってくる — そして明日、三菱がどこまで踏み込んだのかが分かる。