Pavel Pavlov

空飛ぶクルマの夢がついに現実へ大きく近づいた

PAL-VがEASAのProduction Organisation Approvalを取得。リバティは量産に近づいたが、機体そのものの最終的な航空認証はまだ残っている。

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長年にわたり未来から来たプロジェクトのように見えていた空飛ぶクルマが、量産ラインへ向けてまた一つ大きな前進を果たした。オランダのPAL-Vは、EASAの航空規則に基づく欧州のProduction Organisation Approvalを取得した。これで同社は、自動車と航空という二つの世界で生産承認を持つことになる。

2026年3月には、オランダの規制当局RDWがすでにPAL-Vを認定自動車メーカーとして認め、同社のプロセスがConformity of Productionの要件を満たしていることを確認していた。今度は航空分野だ。新たなPOAは、PAL-Vの生産組織が定められた品質および耐空性の要件に従って航空製品を製造できることを示している。

ただし、リバティがショールームに並ぶと喜ぶにはまだ早い。POAは空飛ぶクルマそのものの最終認証と混同してはならない。この承認は主に生産組織を対象とする一方、リバティの設計は航空認証の取得に向けた別のプロセスを続けている。EASAは以前、このプロジェクトにNo Technical Objectionを発行しており、適合性実証プログラムの継続を妨げる既知の技術的障害がないことを事実上確認している。

では、何が変わったのか。PAL-Vは、この種の生産承認を得たFlyDrive分野初の企業だとしており、予約台帳はすでに最初の3年間の生産を埋めるのに十分だと説明する。ただし、何台を生産するのか、顧客への納車がいつ始まるのかは明らかにしていない。最大の壁はなお残っている。リバティそのものの認証を完了させることだ。それを終えて初めて、現在の承認は立派な書類から、顧客の手に渡る本物の空飛ぶクルマへと変わる。

© Pal-V