05:21 09-12-2025

新型メルセデスCLA EVの実走レビュー: 航続効率、充電性能、価格と納車時期まで

日常の使い方を映す条件でテストは実施された。市街地60%、高速40%の配分で、平均速度はおよそ70km/h。車両は最も効率重視のドライブモードで走り、空調は22℃に設定された。その環境下でCLA EVは160kmの行程を23.2kWhでこなし、EPAの推定値よりも良好な結果を示している。数字のまとまり方からして、効率のチューニングがきれいに効いている印象だ。

専門家が評価したメルセデスの13モデルの中で、新型CLAは航続距離ランキングの2位に入り、上回ったのはより大きく高価なEQS 450+のみ。同じ手順でテスラ・モデル3 スタンダードは545km、アウディ A6 e-tronは647kmを記録しており、車格とポジショニングを踏まえればCLAの健闘ぶりは確かだ。数値の並びからも、このモデルが狙う領域での実力が伝わってくる。

充電性能も光る。10〜80%の区間で平均出力は193kWに達し、1時間の充電で増える走行可能距離という観点でもトップクラスの効率を示した。米国ではCLA 250+が$47,250からとされ、情報源によれば初回の顧客納車は12月に予定され、生産量の本格的な伸長は2026年初頭にかけて進む見込みだ。使い勝手に直結する部分で、数字がしっかり裏付けている。