SUV専業の流れを変える666馬力のフォーミュラSがついに動く
ファンチェンバオが9月16日にフォーミュラSとS GTを発売。最高666馬力、CLTC航続900km、予約価格は230,000~280,000元だ。
これまでファンチェンバオはSUVを中心にラインアップを築いてきた。しかし9月16日、その常識が変わる。ブランド初となるSUV以外の乗用車として、電気自動車のフォーミュラSとS GTが上海で発売される。公式アカウントは発表日とオンライン配信をすでに告知しており、最大の焦点となる最終価格はイベント当日に明かされる。現在の予約価格は230,000–280,000 元だ。
技術面では、発売前に残された驚きはほとんどない。フォーミュラSは全長5060 mm、ホイールベース2960 mm。後輪駆動仕様は245または300 kWで、約333馬力と408馬力を発生する。2モーター仕様は490 kW、約666馬力に達する。バッテリー容量は76.7と92 kWhで、中国CLTC基準の航続距離は730–900 kmとなる。
このファミリーをBYDのほかの高性能EVの中でも際立たせる技術が、磁気粘性式サスペンションのDiSus-Mだ。ダンパー内部の流体特性を利用し、減衰力を素早く変化させられる。ファンチェンバオにとって、オフロード系のBaoと都市型のTaiに続く初の乗用車プロジェクトでもある。BYDは春の段階で、フォーミュラSをセダンのフォーミュラS、シューティングブレークのS GT、より大型のフォーミュラSLという3タイプのファミリーとして披露していた。
市販仕様のSとS GTはすでに成都で全面公開され、内装、パワートレイン、暫定価格も明らかになっている。だが9月10日の発表で、プロジェクトは次の段階へ進んだ。曖昧だった「9月発売」という表現は具体的な日付に変わり、その後は最終価格と各仕様の構成もはっきりする。
しかも、このタイミングは偶然には見えない。ファンチェンバオの8月販売台数は41,568台で、前年同月比155.57%増、7月の41,213台もわずかに上回った。つまり初の乗用車フォーミュラSは、サブブランドの月販が2カ月連続で40,000台を超える勢いの中で市場に投入される。