Pavel Pavlov

9年待ったロードスターについに本当の公開日がやってきた

ロードスターにようやく具体的な公開日が設定された。最大の謎はスペースXパッケージで、テスラが今回こそ量産に近い車両を見せるのかが焦点になる。

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待つこと約9年。延期と約束を繰り返してきたテスラ・ロードスターに、ついに具体的な日付が設定された。テスラは電動スポーツカーの新たな公開を2026年10月1日に予定し、「Go for launch」という文言と「10.01」の日付を記したティザーを公開。同時にモデルのページも更新した。延々と続いた「近日公開」から一歩進み、今回はさすがに話が具体的になってきた。

ロードスターを予約している顧客向けの招待状も公開され、イベントは米テキサス州ウェーコで開催される見込みだ。そもそもこの車が初めて披露されたのは2017年11月。生産開始はもっと早い時期が約束されていたが、ロードスターはテスラ史上でも屈指の長期延期モデルになってしまった。

そして、ここからが本当に気になるところだ。最大の謎は、いわゆるスペースXパッケージ。イーロン・マスクは追加のコールドガススラスターについて何度も語っており、新しいティザーの「打ち上げ準備完了」という表現も明らかにそのイメージを意識している。偶然だろうか。可能性はある。ただしテスラは、10月1日にこのシステムを備えた量産車を披露するとはまだ確認していない。つまり「空飛ぶロードスター」は現時点では期待であって、完成車の確定した仕様ではない。

テスラの公式ロードスター・ページには現在も、0–100 km/h加速約2.1秒、最高速度400 km/h超、航続距離約1000 kmという数値が掲載されている。年月がたっても十分に衝撃的な数字だ。しかし重要な注意点がある。これらは今回の公開よりはるか前に示された数値であり、最終仕様のロードスターでは変わる可能性がある。

価格はさらに不透明だ。2017年の初公開後に示された金額を、そのまま将来の量産車価格と考えることはできない。現在のテスラ米国サイトではロードスターの価格は掲載されていない。10月1日にテスラが明らかにすべきものは車そのものだけではない。約9年分の疑問にも答えが必要だ。

© A. Krivonosov