ウラド・コマロフ

フォードF-150は馬力を増やさず低回転の力を大きく変えた

新しい3.0リッターV6エコブーストは325馬力と542Nmを維持しながら、最大トルクをより低い回転数で発生。さらに5.0リッターV8も上級グレードへ復活する。

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フォードが2027年型F-150のスペックをついに明らかにした。だが最大の驚きは、誰もが想像した場所にはない。新しいベースエンジンの3.0リッターV6エコブーストは排気量こそ大きくなったが、最高出力は上がっていない。従来の2.7エコブーストと同じ325馬力、542Nmのままだ。では、なぜエンジンを変えるのか。その答えはタコメーターの低い領域にある。

新しいV6は最大542Nmを2250rpmで発生する。従来の2.7エコブーストは同じピークトルクに達するため3500rpmまで回す必要があった。最高値そのものは変わらないが、ピックアップの性格は明確に変わりそうだ。低回転での力強さが増し、負荷がかかった状態での反応が速くなり、エンジンを高回転まで回す必要も減る。排気量アップは、スペック表の数字を派手にするためだけのものではない。

フォード

しかもフォードはそこで止まらなかった。400馬力の自然吸気5.0リッターV8がキングランチとプラチナに復活する。これで8気筒エンジンはF-150の上級グレードへ戻り、主力ラインアップのほぼ全体で再び選べるようになる。

変更はエンジンだけではない。XLT、ラリアット、キングランチ、プラチナはグリルとホイールを刷新し、カーハート仕様も加わる。さらにブルークルーズはトレーラーけん引中にも利用できるようになった。フォードがF-150で選んだのは実に面白い進化だ。ベースエンジンは「馬力」を1つも増やしていない。それでも実際に体感できる領域で力強くなり、V8ファンには再び選択肢が広がった。

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