04:59 18-12-2025
テスラ、Starlink一体接続を見据えた新ルーフ設計の米国特許—衛星通信と安全性を両立
テスラは、スターリンク衛星との一体接続を視野に入れた新しい車載ルーフ設計に関する米国特許を出願した。2025年12月に公開された公報(US 2025/0368267)は、ルーフを通信の妨げではなくシステムの一部として機能させる発想を詳述している。
特許によれば、電波に透過性のあるポリマーで作るルーフエレメントを想定。従来のガラスや金属のルーフと違い、信号を遮らず、衛星との双方向データ通信を直接可能にする。素材としてはポリカーボネートに加え、ABS樹脂やASA樹脂が挙げられている。
テスラは、安定した無線リンクに依存する最新の車載テクノロジーを支える構造になり得ると示す。とりわけ、携帯電波が弱い、あるいは届かない地域でも接続を確保できる手段として衛星インターネットを挙げている。日常の乗用車にも、将来のロボタクシーにも意味がある。都市を離れ基地局の傘が途切れる場面でも、サービスを切らさないための現実的な打ち手として映る。
安全面にも独立した配慮が記されている。必要なボディ剛性を確保し、騒音や振動を抑え、受動安全の要件を満たすために、多層構造のルーフを提案。通信の信頼性と日常の快適性、その双方を両立させようとする姿勢がにじむ。