08:41 22-12-2025
2026年にデビュー予定の注目新型車ベスト10—EVから名車復活まで
2026年は新型車のデビューがひしめく年になりそうだ。市場全体が電動化を加速し、懐かしい車名を呼び戻し、新しいフォーマットにも挑戦している。Motor1イタリアは、その中でも注目度の高い10台をピックアップ。実直なシティカーからプレミアム勢、スポーツの象徴まで幅広く並べた。
10位は、マイナーチェンジを受けたダチア・サンデロ。新しいLEDシグネチャーをはじめとする控えめな外観の手直しに、ダスターの影響を感じさせる内装の刷新が加わる。目玉はハイブリッド155の投入と、ATを組み合わせたLPG仕様のEco‑G 120の設定。実用一直線の選択肢として、魅力がいっそう増しそうだ。
9位はトヨタ・アイゴX。ついにヤリス由来のハイブリッドを得た。極めて低い燃費が期待でき、全長は8cm伸びる一方で、都市部に特化した役割はそのまま。出力116psのより成熟したパワートレインが後押しする。狭い路地を生活圏とするこのクルマには、ちょうどいい進化だ。
8位はフォルクスワーゲン ID.ポロ。長年“素のドイツ製ハッチバック”を象徴してきた名前の電動版だ。バッテリーは37kWhまたは52kWhから選べ、出力も複数を用意。最新進化版のMEB+プラットフォームを採用する。素朴さとソフトウェア中心の基盤、その折り合いに視線が集まる。
7位はポルシェ718。注目は“完全EV化しない”という構成だ。EVのバリエーションを並行展開しつつ、GTS/RSの旗艦はフラット6を維持する見込み。規制と伝統のあいだを取る折衷で、長年のファンの不安を和らげるはずだ。
6位は新型メルセデス・Cクラス。Mercedes‑Benz Electric Architectureを採用し、800Vシステムやバッテリーを中心に最適化したパッケージを想定する。一方で内燃機関も引き続き併売されるという。デビューは2026年後半の予定。急激な断絶ではなく、現実的な保険をかける判断だ。
5位は次期BMW i3。もはや「電動版3シリーズ」ではなく、Vision Neue Klasseの流れを汲む独立モデルとなる。800V技術や第6世代の電動ドライブを掲げ、ガソリンの3シリーズは並行して存続。線引きが明確になることで、各モデルの個性はより際立ちそうだ。
4位はスマート #2。原点の2座コンパクトへと回帰し、パワートレインはピュアEV。生産は吉利との提携のもと中国で行われる。生まれ故郷には帰りつつ、パスポートは変わる――そんな立ち位置だ。
3位はルノー・トゥインゴ。ノスタルジーを味方に、価格は2万ユーロ未満を目指すという。出力約82psのモーターと27.5kWhのリン酸鉄リチウム電池を想定し、スタートは2026年初頭の見込み。いまの欧州の都市生活に、すっと馴染む発想だ。
2位は初の電動フェラーリ。880Vアーキテクチャーに4基の電動モーターを想定し、サウンドやフィールの作り込みにこだわってブランドのDNAを守る方針だという。綱渡りの難題だが、優先すべきは感情で、数値はその後に付いてくる――そんな考え方が透けて見える。
栄えある1位は単独の1台ではなく、フィアット・パンダの“ファミリー”。全長約4.4mの大型SUVとファストバックが想定され、スマート・カー・プラットフォームを基盤にEV、マイルドハイブリッド、内燃の各仕様を用意する。ローンチは2026年末ごろを狙う。間口を広げる方策は、大衆車としてのパンダにぴったりだ。