13:46 23-12-2025
フォード、オークビル工場でスーパー・デューティ再開へ:2026年Q3めど、年10万台規模、EREV導入も検討
フォードのヘビーデューティ・ピックアップ「スーパー・デューティ」シリーズの生産は、2026年にカナダ・オンタリオ州オークビルの改修済み工場で再開される。
当初、この工場はフルサイズの3列EVの新世代を生産する計画だったが、消費者の関心の伸び悩みを背景にプログラムは中止となった。戦略を立て直した同社は、工場の能力を内燃機関を搭載する従来型SUVとピックアップへ振り向ける方針に切り替えている。今の需要環境を踏まえれば、堅実で現実的な舵切りに映る。
オークビルでの近代化はすでに進行中で、外装工事はほぼ完了。現在は生産ホールの準備が進められている。試算では、最初のスーパー・デューティがラインオフするのは2026年の第3四半期前後となる見込みだ。工場は年間およそ10万台規模に対応するよう設備を整える計画で、輸出向けの比率も大きい。スケジュールはタイトだが、立ち上げが予定どおり進めば実現性は高い。
導入当初は、実績のあるガソリンおよびディーゼルのパワートレインを採用する。メーカーはその後、よりクリーンな推進方式を投入すると示唆しており、具体的にはレンジエクステンダー方式のハイブリッド(EREV)への移行を見据える。これにより、ラインアップは段階的にカーボンフットプリントを抑え、厳しさを増す環境規制にも適応していける。重量級ピックアップにとって、航続距離延長型のアプローチは、現在の要求とこれからのルールをつなぐ妥当な架け橋になりそうだ。