10:19 26-12-2025

冬に強いオールシーズンタイヤの選び方とおすすめ4モデル

夏タイヤと冬タイヤを状況に合わせて履き替えるのが安全面では理想的だ。とはいえ、現実は保管場所の確保が難しく、交換のたびに時間も取られる。だからこそ、通年で使えるオールシーズンタイヤは“一年で一セット”の妥協解として支持されてきた。ただし、本当に適しているのはロシアの中でも比較的温暖な地域だ。Consumer Reports(CR)は、冬が本気を出したときでも安心感を与えてくれるオールシーズンタイヤを絞り込み、候補を明確にしている。

乗用車向けの筆頭はNokian Tyres Remedy WRG5。テストでは、ハイドロプレーニングへの耐性がとても高く、氷上の制動も力強い。雪上のトラクションは優秀と評価された。狙いは明快で、積雪の多い地域でも専用の冬用セットに替えなくても、安全性に明確な不利が出にくいという発想だ。さらに、乗り味は予測しやすく静粛性も良好。転がり抵抗がほどよく抑えられており、効率面も抜かりない。CRの想定寿命は約80,000km。オールシーズン1セットでいきたいドライバーの不安を和らげるバランスだ。

クロスオーバーやSUVにはMichelin CrossClimate2がトップに立つ。冬性能に寄せたオールシーズンとして名の知れた一本で、平均より価格は高めだが、ほぼあらゆる項目で安定したスコアを重ねる。冬場の実力も説得力があり、雪上のトラクションと氷上制動はいずれも優秀とされた。決め手は寿命で、CRは最大150,000kmを見込む。長く履ける分、投資の道理が立ちやすいというわけだ。

ピックアップ向けにはContinental TerrainContact H/TをCRが取り上げている。雪上でのグリップは優秀で、加えて多くのトラック用タイヤで弱点になりがちな騒音の低さが光る。ドライ路面と氷上の制動、そしてハンドリングでもとても良好な結果が示された。想定寿命は約110,000km。静かな車内は長距離でも疲れにくく、日常の質を確かに引き上げる。

よりドライバー志向のオールシーズンを狙うなら、選択肢はContinental ExtremeContact DWS 06 Plus。テストではドライの制動が優秀で、ほぼすべての指標で総じてとても良好な出来だ。一方で、転がり抵抗や快適性で記録的な数値を狙うタイプではない。CRの想定寿命はおよそ80,000km。反応の鋭さを優先する代わりに、究極のしなやかさは求めない——その割り切りが魅力につながっている。

結論はシンプルだ。季節ごとの履き替えを避けたいなら、サイドウォールの謳い文句に頼るのではなく、テストで冬の実力が裏付けられたオールシーズンを選ぶべきだ。雪上トラクション、氷上の制動、そして濡れた路面での安定性。この三つの確かさが、頼れる一本を見極める鍵になる。