04:24 27-12-2025

フォード、グレンデールのBlueOval SKでEV電池生産を縮小し蓄電事業へ転換

フォードは、グレンデールのBlueOval SK工場での電気自動車用バッテリー生産を正式に段階的に縮小する。WARN通知によれば、およそ1,600人が解雇対象で、削減は2026年2月14日ごろから始まる見込みだ。移行に向けた時間軸は長めに設定された。

同社の戦略転換に合わせ、この拠点は現行の形での操業を終える。その代わりに、データセンターや電力事業者向けのエネルギー貯蔵システムの生産を立ち上げる計画だ。設備の撤去と再整備には少なくとも16カ月を要し、新たなオペレーションの稼働は2027年まで見込めないという。スケジュールだけでも、てこ入れの規模が大きいことが伝わってくる。用途は変わっても、“蓄える技術”に軸足を置く姿勢は維持する、そんなメッセージにも読める。

将来のプロジェクトでは最大2,100人を採用する意向だが、今回の対象者には後日あらためて再応募するよう求めている。EV電池の仕事を求めて州に移ってきた人たちにとっては、継続というよりも、もう一度スタートラインに立つ感覚に近い。

UAWとの労使問題も状況に拍車をかける。組合選挙は11票差の勝利と記録されたものの、フォードは41票を争っている。結果を認めるかどうかは全米労働関係委員会の判断を待つことになる。組合が認証されれば、工場閉鎖や補償の条件について、会社は協議を求められる可能性がある。