22:25 27-12-2025
DS 3後継が動き出す:越境デザインとEV/ハイブリッド、2030年までに登場
DSは、最小モデルが後継なしに消えるという噂に終止符を打った。ブランドのトップ、グザヴィエ・プジョーがDS 3の後継モデルの投入を認め、次世代は大幅な見直しを受けるという。最大の焦点は、その“かたち”。ハッチバックからクロスオーバーへと舵を切ったものの、ベストセラーには至らなかった経緯があり、いまDSは既存のカテゴリーにきれいに収まらない新しいスタイリングの方向性を、あからさまに模索していると述べる。
ブランドの発信は示唆的だ。似たようなBセグメントSUVや小型車で市場が飽和しているとして、既成の枠から抜け出すことを目指すという。その方針には社内の支持もある。行間を読めば、次期DS 3は両者の“間”に落とし所を見いだす可能性がある。プレミアムコンパクトに見られるクロスオーバーの要素を少し取り入れつつも、現行のレシピをなぞるだけではない──そんな着地点だ。均質化の海で個性を研ぎ澄ます狙いとして、これは理にかなっている。
“ジュニア”のポジションを捨てない現実的な理由もある。ブランド全体の販売規模が控えめななかで、高額プロジェクトに絞り込むのはリスクが高いからだ。技術面の重要ポイントはすでに明らかで、将来のDS 3にはEVとハイブリッドの設定が用意される予定だ。課題はスケジュールで、現行型は登場から時間がたっているものの、商品寿命はおおむね2028年ごろまで延長され、その後継は2030年までに登場すると見込まれている。与えられた時間を使ってコンセプトを磨き上げられれば、混戦の小型車市場でいよいよ抜きん出る一台になり得る。