00:21 07-01-2026
Leapmotor×QualcommのEV向け中枢プラットフォームを解説—D19に初搭載、ADASと車内機能を統合
CES 2026で、Leapmotorは業界の見出しを飾る類ではないが、潮目を変えかねない開発を披露した。Qualcommと共同で量産EV向けに設計したセントラル・コンピューティング・プラットフォームだ。狙いは、マルチメディアや運転支援、ボディ機能、コネクティビティがそれぞれ孤立し、同期に苦労してきた従来の多数ECU体制からの脱却。ここを束ねる動きはもはや待ったなしで、うまく実装できればソフトウェアはすっきりし、妥協も減らせる。
新アーキテクチャは、デジタルコックピット、ADAS、照明・空調・ドアの制御、さらに通信ゲートウェイといった要諦を単一ドメインに集約する。中枢には計算資源を集中させるセントラル・ドメイン・コントローラーを据え、機能追加の迅速化、ソフト更新の円滑化、車両挙動のより精密なチューニングをライフサイクル全体で可能にする。今のEVに求められる背骨は、まさにこういうものだ。
このプラットフォームを最初に搭載するのは、同社の新たな旗艦となるLeapmotor D19。車内タスク用と運転支援用で計算経路を分けた、Snapdragon 8797のデュアルプラットフォーム構成を採用する。機能面はコンシューマーデバイスに肩を並べる内容で、最大8枚(3K/4K対応)のディスプレイ、18チャンネルオーディオ、リモート診断、遠隔車両操作、200超のサービス機能を抱えるモジュラー設計などが挙げられている。
運転支援ではセンサー群が肝となる。最大13台のカメラに加え、LiDAR、レーダー、超音波センサーを組み合わせ、30超の機能を提供するL2パッケージをねらう。パーク・トゥ・パークのシナリオも含み、このクラスとしては隙の少ないハードウェア構成に聞こえる。