02:45 07-01-2026
トランプ再登場で米国自動車市場は現実路線へ:補助縮小と高金利がEV戦略を再設計、ハイブリッドとPHEVが橋渡し
2026年初頭、米国の自動車市場は新しいロジックで動き始めている。加速的な電動化へ猛進するのではなく、焦点は規制緩和と保護主義、そして購買者の現実的な損得勘定へと移ってきた。ドナルド・トランプの復帰後、この進路変更をホワイトハウスも隠さず示している、と世界第2の自動車市場の変化を分析したSPEEDME.RUは伝える。この転換は革命というより、政治と家計事情が形づくる微調整だと言ったほうがしっくりくる。短距離走ではなく持久戦の構えが、いまの市場には似合う。
EV需要で最も効くレバーは、結局のところ資金面だ。2025年末には、連邦のEV優遇策が段階的に縮小し始めるなか、期限前の駆け込み購入が起き、割引が残っているうちに間に合わせようとする消費者が多かった。
その後は保有コストの算盤が主役に躍り出た。借入コストの高止まりが価格への敏感さを強め、補助がなければEVは台数を伸ばしにくい。結果として自動車各社の語り口は、急なジャンプではなくポートフォリオ戦略へ。ハイブリッドとPHEVを橋渡しの主力に据え、利益率や充電インフラが整った領域からピュアEVを選択的に展開していく。高金利の環境では、勢いのスローガンよりも、着実に路面をつかむこの進め方のほうが理にかなう。