07:20 07-01-2026
米国の新車・中古車で支払い負担が過去最大化—月1,000ドル超比率と平均月額772ドル、84カ月ローン増で顕在化
米国の新車市場が「手の届きにくさ」にはっきりとした警告を発している。Edmundsの集計では、2025年第4四半期に月々の支払いが1,000ドル以上の新車購入者は過去最多の20.3%。直前の四半期からさらに増え、1年前を大きく上回った。単発の急騰ではなく、高い水準が定着しつつあることを示す数字だ。
新車ローンの平均月額もEdmundsの観測で過去最高の772ドルに達し、平均借入額は43,759ドル。金利はわずかに後退したとはいえ歴史的に見れば依然として高めで、平均APRは6.7%にとどまる。支払いを抑えるために返済期間を延ばす動きも広がり、84カ月以上の長期ローンがローン利用全体の20.8%を占めた。一方で金利0%のオファーは3.1%に過ぎない。当面の負担を軽くする代わりに、支払いの尾が長く重くなる——そんな割り切りが日常化している。
価格面の圧力も重い。Cox Automotive/Kelley Blue Bookによれば、11月の米国における新車の平均取引価格は49,814ドルで前年比1.3%上昇し、需要は高所得層に偏在している。予想どおり中古車へ向かう消費者も多いが、こちらのハードルも上がっている。Edmundsは、中古車購入者で月々1,000ドル以上の支払いに直面する割合が過去最多の6.3%に達したと伝える。頼みの綱まで高くつくなら、クルマに手を伸ばす道は幅広い層にとってさらに狭まる。